人気TV番組タモリ倶楽部の「空耳アワー」であまりにも有名な安齋肇さんが、公私ともに関わってきた友人をゲストに迎えその “空耳な人生”の極意をアツくユルくお届けするトークイベント『空耳人生 友の会』の3回目が開催されました。
今回のゲストは、安齋さんと共に「NHKみんなのうた『ホャホャラー』」の映像を手掛けたCMディレクターの谷田一郎さん。
さっそく谷田さんのプロフィールを紹介しながら穏やかに会がスタート。と思いきや、、実は安齋さん、谷田さんと会うのが20年ぶり!?「ひげ伸びたね~」なんて突っ込みで幕を開けました。本当は2年ぶりだそうです。
20台前半頃に出会い、お互い楽しく仕事してきたと語る安齋さん。ワハハ本舗のパンフレット(94年)を製作した際は、安齋さんがアートディレクション、編集には渡辺祐さん、CGに谷田さんというなんとも豪華な方々が揃われていたそうです。「まことちゃん」の文庫本の表紙や、しりあがり寿さんの絵をCGにしたりなどなど。時にはみうらじゅんさんの仏画をCG加工した際に『CGにしたら、もうおれの絵じゃないじゃないか』と怒られたとか。
当時の話を思い出しながら、語っていきます。
そして、ここでカメラマンの三浦憲治さんが飛び入りでゲストに登場。安齋さん谷田さんの若かりし頃をよく覚えており『あの時はこうだった!』『あれは酷かった(笑)』と次々にエピソードが飛び出します。
中でも会場中の爆笑をさらったのが、
・某新興宗教団体が世間を賑わせていた当時、髪もヒゲも伸ばしていた安齋さんのところにも警察がきて大変だった。(もちろん無実です)
・市役所の仕事を締め切りを過ぎてしまい、その冊子の編集後記に「安齋、遅れるな、バカ」という殴り書きの編集後記があった。
などなど、安齋さん本人も忘れていたようで、思い出してからはご本人も大爆笑でした。
3人が中心となって製作した「レコードコレクターズ」の表紙画像などを紹介。アイズレーブラザーズ、リトルフィートとかモンティパイソンやジミヘン等、超大物の海外のアーティストの写真や素材を、いかにして、本の表紙にしていったか、制作の裏話が満載です。
NHKの「みんなのうた」では、安齋さんの曲に合わせてイラストをフルCGで動かすという大仕事を受け『ギャラに見合わない仕事をさせられた、、、』と、谷田さんは苦笑いをします。
終始とぼけて笑いを入れる三浦さんと安齋さんに挟まれて苦笑いをする後輩谷田さんという構図でしたが『三浦さんの写真、谷田さんの才能に惚れて、いっしょに仕事をしたいなと思った』という言葉に、安齋さんの「作品の源」が「仲間」なんだなという情熱が感じられる素敵なトークショーでした。
悪ふざけや、遊び心を本気で追求すればそれはまさに「嗜好」。
「嗜好」を楽しむこのトークショーですが、次回は漫画家のしりあがり寿さんをゲストにお迎え致します。
引き続き、安齋肇さん製作のオリジナルスタンプカードもプレゼント中!スタンプを集めると”何か”がもらえますので、こちらもお楽しみに。
TORANOMON LOUNGE マネージャー