BOOKS

著名人/文化人の方々の
お薦め本を集めたbookshelf

石川次郎さん

1941年東京生まれ。 早稲田大学卒業後、海外旅行専門のトラベル・エージェントに勤務。1967年、平凡出版株式会社(現・株式会社マガジンハウス)に入社。 『平凡パンチ』誌で編集者生活のスタートを切る。『Made in USA』、 『SKI LIFE』など実験的雑誌づくりを経て、1976年の『POPEYE』 創刊に加わる。現マガジンハウス最高顧問の木滑良久氏との共同 作業で、引き続き『BRUTUS』、『TARZAN』、『GULLIVER』など を創刊。各誌の編集長を歴任する。 1993年同社退社後、企画・編集プロダクションJI inc(株式会社ジェイ・アイ)を設立。編集制作にとどまらず、TV番組の企画・プロデュースなど活動は多岐にわたる。

Atget: Paris

建物の写真を撮りたかったアジェにとって最高の撮影タイムは人気の少ない早朝だったという。モノクロームの世界に定着した100年も昔のパリの街の風情がたっぷり味わえる一冊。

The Americans

著者:Robert Frank

最初は1958年にパリで発表され大きな話題になったというロバート・フランクの写真集“The Americans”は翌年アメリカでも刊行されたがその20世紀の傑作といわれる一冊が“LOOKING IN”というタイトルのもとに集大成された。コスト・パフォーマンスの良い500ページ。

STARS IN DIOR

著者:Jerome Hanover

クリスチャン・ディオールという男の存在が無かったら現在のモードの世界はまったく違うものになっていたかもしれない。この希代のクチュリエの世界を愛したスター達も、彼の手によって伝説となったのだ。

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小泉光臣さん

1957年 神奈川県生まれ。東京大学経済学部を卒業後、1981年、日本専売公社入社。

大和古寺風物誌

著者:亀井勝一郎

精神の安寧と豊かな精神世界を謳歌・追求することは、時間の区分の概念に偏りがちな「ワークライフバランス」という次元を超越し、自らの生活(生きるということ)に一味も二味も重厚さを増してくれる、そんなことを教えてくれるおなじみの一冊。亀井氏の美しい文章、声に出して読みたい本ですが、『TORANOMON LOUNGE』ではご法度。

日本経済の故郷を歩く 上・下

著者:舩橋晴雄

日本人、わけても経済人/経営者に脈々と受け継がれてきた素晴らしきDNAを余すことなく伝えてくれる珠玉の一冊。アベノミクスで元気を取り戻しつつある日本企業、“元気”から“誇り”を期待。それにつけても筆者の丹念な取材力と鋭い洞察力に感服。

大江戸100景地図帳

著者:人文社

『TORANOMON LOUNGE』にはこれでしょ。ラウンジにお見えのお客様。お時間があれば、虎ノ門を皮切りに、大江戸/東京今昔探訪の旅にいざ出発。

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泉麻人さん

1956年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒業後、『週刊TVガイド』編集者などを経て独立。『ナウのしくみ』『街のオキテ』『B級ニュース図鑑』『地下鉄の友』など、昭和の文化や風俗、東京の街の移り変わりなどをテーマに数々のコラムを執筆。新刊は『大東京23区散歩』。

摘録 断腸亭日乗〈上〉

著者:永井 荷風

大正6年から死の直前の昭和34年まで。随筆名人、荷風が綴った東京散策日記の決定版。

地図と愉しむ東京歴史散歩

著者:竹内 正浩

東京の地形と残存する皇族や貴族の屋敷の歴史等が地図や写真とともに的確に解説されている

大東京23区散歩

著者:泉麻人

千代田区から順に東京23区をじっくり使ってフィールドワークした我が東京散策の集大成。

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渡辺祐さん

1959年7月3日生まれ、神奈川県出身。自称「街の陽気な編集者」。
80年代前半に雑誌「宝島」編集部に潜り込み、80年代中盤にふとした理由でフリーに。以来、編集者、雑文業者、放送作家(など)として活動。編集プロダクション「ドゥ・ザ・モンキー」を主宰する傍ら、東京のFM局J-WAVEの番組「Radio DONUTS」ではDJも務める。

行きつけの店

著者:山口瞳

小樽、金沢、由布院、倉敷、銀座、浅草など、作家・山口瞳さんが行きつけにしていた店を丁寧に綴った一冊。店とは、贔屓とは、そして「客とは何か」という大人の心得が身に染みてわかるのであります。

NO SMOKING

著者:Luc Sante

ポスターや映画のワンシーンなど、煙草にまつわる様々なヴィジュアルを集めたユニークな写真集。愛煙家のスタイルブックとしてニヤニヤしながら楽しめる。なにせタイトルが洒落ています。

かっこいいスキヤキ

著者:泉昌之

泉昌之は、原作の久住昌之と作画の泉晴紀の二人一役ペンネーム。その久住先生原作による『孤独のグルメ』の原点と呼びたいデビュー当時の作品集。同世代として、80年代当時に「世の中を見る目」を変えてくれた感謝の一冊です。

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勝谷誠彦さん

1960年兵庫県生まれ。私立灘高校を経て早稲田大学第一文学部文芸専攻卒。1985年文藝春秋社入社。記者として活動。綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人などの国内の事件やフィリピン内乱、若王子事件、カンボジア内戦、湾岸戦争などの国際報道を手がける。1996年退社。その後、コラムニストや写真家として活躍。食や旅のエッセイで広く知られる。現在「SPA!」の巻頭コラムを始め、雑誌に多数連載を持ち、TV番組では「スッキリ!!」(日本テレビ)、「あさパラ!」(よみうりテレビ)、「カツヤマサヒコSHOW」(サンテレビ)などに出演中。『ディアスポラ』(文藝春秋)『平壌で朝食を。』(光文社)などの小説のほか、評論「坂の上のバカ」(扶桑社)、対談「日本人の『正義』の話をしよう」(アスコム)等、著書多数。365日無休で朝10時までに400字詰め原稿用紙で12枚以上を送る有料配信メール『勝谷誠彦の××な日々。』 http://katsuyamasahiko.jp/ は多くの熱狂的読者を持つ。

SAHARA!金の砂 銀の星―三好和義写真集

著者:三好和義

地球全史の歩き方

著者:白尾元理

国防男子 国防女子

著者:宮嶋茂樹

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倉本美津留さん

放送作家。「ダウンタウンDX」Eテレのこども番組「シャキーン!」などを手がける。これまでの仕事に「ダウンタウンのごっつええ感じ」「M-1グランプリ」「伊東家の食卓」「たけしの万物創世記」他。「一人ごっつ」では大仏として声の出演も。近著にことば絵本「明日のカルタ」(日本図書センター)、「ビートル頭」(主婦の友社)がある。
また、ミュージシャンとしても活動。2008年、アルバム『躾』をリリース。ユニット"YOUに美津留"ではNHKみんなのうたに『月』を発表。2013年、空気公団とのユニット"くうきにみつる"のファーストミニアルバム『はにほへといろは』をリリース。
▼ninpopサイト http://www.ninpop.com/

新説ホツマツタヱ

著者:宮地正典

日本人なら日本の凄さをしっかり実感し、ここに産まれた使命をちゃんと果たさねば! 本書には去勢される前のわれわれを取り戻す、勇気を湧き立たせてくれるヒントが満ち満ちている。目から鱗れ!

イマジン「ジョンの魂」との対話

著者:リンダ・キーン

ジョン・レノンの芯を捉えていれば、ここに書かれている彼の“死後の言葉”をリアルに感じるはずだ。その言葉は、まだ生きているわれわれにとって、示唆に富んだものである。

明日のカルタ

著者:倉本美津留

すぐに読めるので、是非手にとってパラパラと見てほしい。時間つぶしになれば幸い。ちょっとでも「!」と思ってもらえたら、なお幸い。

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小宮山雄飛

ホフディランの Vo&Key としてデビュー。以来数々のヒットを飛ばし 日本のPOPミュージック界に旋風を巻き起こす。ザ・ユウヒーズ、 BANK$、名義でも活動し人気を博す。 近年は様々なジャンルへの楽曲提供も精力的に行うなど益々精力的に活動中。 また、ミュージシャン活動以外にも数々の連載やメディアへと活躍の場を 広げている。中でも食べ歩きやカレーへの飽くなき情熱で “音楽界のグルメ番長” の異名をもち、グルメ関係の執筆やプロデュースなどの実績も多く残す。

ポップカルチャーA to Z

著書:Kim Hastreiter, David Hershkovits 翻訳:細谷 由依子 山田 五郎

POPカルチャーをAからZまでアルファベットごとに紹介するPOP大辞典。例えばBには「BECK」「bjork」、Hに「HIP HOP」、Lに「LOLLAPALOOZA」、Nに「NIRVANA」、Vに「VIAGRA」 、Yに「YAHOO!」などなどPOPのキーワードがずらっと並んでいて、見ているだけで楽しくなります。

幸せだったかな ビートたけし伝

著者:井上雅義

浅草フランス座でビートたけしさんと寝食を共にした井上雅義さんによる伝記本。「幸せだったかな」というタイトルのとおり、日本の芸能の頂点に上り詰めたたけしさんを通して<成功><人生><幸せ>ってなんだろう?と考えさせられて、ちょっとほろっとする名著。

BEC & AL HANSEN PLAYING WITH MATCHES

著者:ウェイン ベアウォルト 翻訳:松井みどり、染谷和美

ミュージシャンBECKと、その祖父でアーティストのアル・ハンセンのアート集。完全にロックというカテゴリーから飛び出しているBECKのアート感覚が血筋だということが分かる作品集。BECKの前衛的なパフォーマンスも大人しく見えるくらいにぶっ飛んだおじいさんがすごい!

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やくみつるさん

漫画家/タレント/スポーツライター 東京都出身
桐蔭学園中学校、同校高等学校男子部、早稲田大学商学部卒業(漫画研究会同人所属)。
1981年「まんがタイム」誌にデビュー 1996年 文藝春秋漫画大賞受賞

【新聞連載】朝日新聞・日刊スポーツ・日本農業新聞・毎日新聞(コラム)・神奈川新聞・赤旗日曜版
【TV】 読売テレビ「ミヤネ屋」・テレビ朝日「Qさま!!」
【雑誌連載】週刊ポスト・週刊大衆・オール讀物・週刊ベースボール・相撲
【その他 活動】日本昆虫協会理事・新語・流行語大賞選考委員、日刊スポーツ新聞社「日刊アド・グランプリ」審査委員、長野朝日放送「ふるさとCM大賞」審査委員

むし学

著者:青木淳一

著者は我が国ダニ研究の泰斗だが、むし全般に造詣が深い。外国産クワガタのブリーディングに狂奔するエセむし好きとは訳が違う。 むしに興味を持ち始めたお子様をあらぬ方向に導かぬためにも読ませたい一冊。

裁判官の品格

著者:池添徳明

冤罪事件や世間を震撼させた大事件の裁判はそれなりの注目を集めこそすれ、裁いた裁判官の人物像が語られることはほとんどない。中にはトンデモ裁判官もいるわけで、こんな連中に命を委ねる事を考えると、、、

旅する駅前、それも東京で!?

著者:カベルナリア吉田

東京は京成本線江戸川駅、西は青梅線鳩ノ巣、白丸駅まで、ひたすら駅前を歩いてまわる筆者の視点は、テレビ東京の人気番組「モヤさま」に通じる。凡百のウォーカー系ガイドよりはるかに有用。はるかに怪しい。

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ロバート・ハリスさん

作家、ラジオDJ、旅人。横浜生まれ。上智大学卒業後、東南アジアを放浪。バリ島で1年を過ごしたのちオーストラリアに渡り、16年間滞在。シドニーで書店『エグザイルス』を経営。映画、TVなのど製作スタッフでも活躍し、帰国後、J-WAVEのナビゲーターに。現在、『ヴィンテージ・ガレージ』という番組をナビゲート。著書には『エグザイルス』『人生の100のリスト』『ワイルドサイドを歩け』『モロッコ・オン・ザ・ロード』など多数。

百年の孤独

著者:ガブリエル・ガルシア=マルケス

最近亡くなったコロンビアの文豪、ガルシア=マルケスの代表作。コロンビアのジャングルの中にある開拓の村マコンドに暮らす一組の夫婦から始まる摩訶不思議な100年の物語。この一冊に南米の濃厚な空気と膨大な時間が詰まっている。一度はまったら中毒になる面白さ。読みながら思わず感動で震えてしまうぐらい凄い本だ。

インド夜想曲

著者:アントニオ・タブッキ

イタリア人の主人公の「僕」が失踪した友人を捜してボンベイ、マドラス、ゴアといったインドの地を旅して回る。そこに表れる謎めいた人々、幻想と瞑想の世界。インドを旅するときは必携。インドだけではなく、旅先で読みたい一冊。タブッキが織り成す独特の世界観は一度読んだらやみつきになる。

村上龍料理小説集

著者:村上龍

世界の美味、珍味を素材に男と女の人生模様を浮き彫りにした連作短編集。スッポンを食べたおかげで未来が見えるようになった男の話、イカ墨のパスタを見ると涙が出てくるCFディレクターの話、優しい男を嫌悪する美女と食べたフォアグラの話など、不思議な話が満載。

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俵万智さん

歌人
早稲田大学卒。1986年、作品「八月の朝」で第32回角川短歌賞受賞。1987年、第一歌集「サラダ記念日」を出版、ベストセラーとなる。
翌年、「サラダ記念日」で第32回現代歌人協会賞受賞。2004年 評論『愛する源氏物語』で第14回紫式部文学賞受賞。第四歌集「プーさんの鼻」で2006年 第11回若山牧水賞受賞。歌集の他、小説、エッセイなど著書多数。最新刊は、「富士山うたごよみ」(福音館書店)

風の島へようこそ

作:アラン ドラモンド 訳:まつむらゆりこ

デンマークの小さな島が、自分たちの使うすべてのエネルギーを、自分たちで生み出すようになるまでの道のりを描いた絵本。実話です。大人が読んでも、エネルギーや環境問題について、楽しく考えるきっかけになると思います。

雪の写真家 ベントレー

作:ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン 訳:千葉茂樹

生涯を、雪の研究と、結晶の写真撮影に捧げた農夫ベントレーの伝記絵本。「好き」をつきつめた壮絶な人生ですが、うらやましくもあります。3は、主人公ベントレーが、実際に撮影した雪の写真集。絵本とセットで手に取ると、いっそう興味深く味わえます。小学生に2を読み聞かせたあと、3を紹介したら「ひとつも同じものがない…人間といっしょだね」と言っていました。ひとつひとつの雪の表情を見ていると、無心になれます。

Snow Crystals (Dover Pictorial Archive)

著者:W. A. Bentley、 W. J. Humphreys

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岩井志麻子さん

1964年、岡山県生まれ。『ぼっけえ、きょうてえ』(角川書店刊)で第6回 日本ホラー小説大賞、2000年には同作品で第13回 山本周五郎賞。第2回 婦人公論文芸賞を受賞した『チャイ・コイ』(中央公論新社刊)は2013年川島なお美主演で映画公開。『5時に夢中! 』(東京MXテレビほか )木曜レギュラー出演。 また映画「地獄でなぜ悪い」をはじめ近年は強烈なキャラクターを活かした映像出演など幅広いジャンルで活動中。 「5分で読める!怖いはなし」(宝島社)「現代百物語 彼岸」(角川ホラー文庫)最新刊「ドリー、泳ぎつづけてごらん」訳:俵万智

快楽の園―ボスが描いた天国と地獄

著者:神原正明

五百年以上昔の画家が描いた、天国と地獄。今現在の人から見ても、ポップでキュートといっていい怪物達。元祖ゆるキャラといってもいい異形の者達。何度見ても新たな発見があり、飽きることがない。

灯籠爛死行 恐怖編

著者:赤江瀑

面識もないのに、勝手に師匠にしている作家のひとり。耽美な文章と物語、甘美な恐怖、濃密な官能性。この作家に出会ってなかったら、私の書くものも 変わっていたはず。恐怖は魅惑であると教えてもらった。

死のある風景

文:久世光彦  著者:北川健次

私が勝手に思う、日本一日本語が上手い作家。読むたび、日本語がわかる人として生まれた喜びに包まれる。しかしあまりにも死を優しく暖かく美しいものに書いてあるため、死ぬのは怖くないなと思わせるのは良いことか怖いことか。

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中江有里さん

女優・作家 1973年大阪府生まれ。法政大学卒。89年芸能界デビュー、テレビドラマ・映画に多数出演。2002年『納豆ウドン』で第23回NHK大阪BKラジオドラマ脚本懸賞最高賞受賞。NHK BS2「週刊ブックレビュー」で長年司会を務めた。 著書に『結婚写真』(小学館文庫)、『ティンホイッスル』(角川書店)、『ホンのひととき 終わらない読書』(毎日新聞社)。 テレビ番組のコメンテーターとしても活躍。

若き詩人への手紙 若き女性への手紙

著者:リルケ

自分がこれからする仕事や学問について、自分が本当にそれをしたいのか、と問うてくれる。迷った時、そこだ けを読み返します。

ある一日

著者:いしいしんじ

ある夫婦の出産の一日を描いた小説。ラストは涙がこぼれました。これほどに痛みが伝わる小説を読むのははじめてでした。

リアルシンデレラ

著者:姫野カオルコ

童話「シンデレラ」は王子様と結婚して幸せになりました、で終わりますが、はたしてそれが本当に幸せなのでしょうか?この本に描かれる幸せとは、地味で目立たない、それぞれの人の心の中にあるもの。これこそが本当の「シンデレラ」ストーリー。

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戌井昭人さん

1971年、東京生まれ。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げし、脚本を担当。 2008年に「新潮」に発表した『鮒のためいき』で小説家デビュー。『まずいスープ』『ぴんぞろ』『ひっ』など小説作品を多数発表し、2013年『すっぽん心中』で第40回川端康成文学賞を受賞。最新著は『どろにやいと』。

シアワセのレモンサワー

著者:東陽片岡

世間は大きなシアワセを求めすぎてる。シアワセはすぐ側にあると気づかされます。

柔らかな犀の角―山崎努の読書日記

著者:山崎努

山崎さんの清々しいくらいの読書家っぷりを堪能。そして、読みたい本を探しましょう。

フェラ・クティ自伝

著者:カルロス ムーア 翻訳:菊池淳子

ボロボロになったフェラ・クティの人生に泣けてくる。でも、この、どうしようもない世の中と戦わなくてはと思えてくる。

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嶋浩一郎さん

博報堂ケトル 代表取締役社長 クリエイティブディレクター/編集者
上智大学法学部卒業。93年博報堂入社。コーポレートコミュニケーション局配属。01年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された若者向け新聞「SEVEN」の編集ディレクター。02年~04年博報堂刊行「広告編集長」。04年本屋大賞立ち上げに関わり現NPO本屋大賞実行委員会理事。06年クリエイティブエージェンシー「博報堂ケトル」を設立代表に。カルチャー誌「ケトル」編集長。2012年下北沢に書店B&Bをヌマブックス内沼晋太郎と開業。

アラマタ大事典

著者:荒俣宏

ちょっとした隙間時間に手にとって、どこからでも読み始められる本。この本は荒俣先生が見つけた世の中のへんなこと、へんなもの満載の夢の百科事典。「ヘラクレスオオカブト」から「客家土楼」まで縦横無尽なテーマに小ネタがぞくぞく!毎日ひとネタで一年楽しめます。僕は家のトイレにこの本を常備していました。

暦ちゃん 江戸暦から学ぶいい暮らし

著者:いとうせいこう・荒井修・橘右之吉

ちょっとした隙間時間に手にとって、どこからでも読み始められる本。いとうせいこうが浅草で扇屋さんを営む荒井修、江戸文字・寄席文字の大家橘右之吉と江戸の生活を季節を切り口に語る。たとえば、毎年12月13日に江戸の商家ではすす払いをしたあと、店の新人くんを胴上げしたなんて知られざる江戸ッ子の暮らしが紹介される。毎月、その月の章を読んで、江戸時代の人はこの季節をこんな風に生きてたんだって想像してみると楽しい。

叡智の断片

著者:池澤夏樹

ちょっとした隙間時間に手にとって、どこからでも読み始められる本。「恋愛」、「仕事」などに関して古今の名著のなかから著名人の言葉を紹介した本。たとえば「仕事」の章でケネディは「大統領の仕事は給料高いし、家から近いし悪くない」って語っていたり。クスッと笑える一言から、考えさせられる深~い一言まで。

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津田大介さん

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。大阪経済大学客員教授。京都造形芸術大学客員教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。 NHKラジオ第1「すっぴん!」パーソナリティー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の創業・運営にも携わる。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

努力する人間になってはいけない

著者:芦田宏直

ランダムに開いて10分しっかり読むだけで「あ、そうか」と気づいたり、心の支えになったりする万華鏡みたいな本。「最近自分伸び悩んでるな……」と思っている人は転ばぬ先の杖としてこの本を手元に置いておきたい。

東京育ちの東京論

著者:伊藤滋

知っているようで意外と知らない街、それが東京。一口に東京といっても、東西南北、ブロックや沿線によってまったく違う文化が生まれている。東京に幻想がある地方の人も東京で当たり前のように暮らしている人も読むとたくさんの発見があるはず。

アトミック・ボックス

著者:池澤夏樹

かつて日本に「核開発」をめぐる秘密計画があったという設定のポリティカル・サスペンス。2011年の福島第一原発事故も話の筋に盛り込まれており、フィクションでありながらどんなノンフィクションよりもリアリティがある。最後まで息をつかせぬ展開で一気に読め、爽快感も抜群。

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犬山紙子さん

イラストエッセイスト。「負け美女」(マガジンハウス刊)、峰なゆかとの対談本「邪道モテ!」(宝島社刊)をはじめ、「嫌われ女子50」(ベストセラーズ)、「高学歴男はなぜモテないのか」 (扶桑社新書)などが好評発売中。テレビやラジオ、雑誌などで活躍。瀧波ユカリとの共著の新刊「女は笑顔で殴りあう~マウンティング女子の実態~」(筑摩書房)も話題に。

ヤカラブ

著者:鈴木有李

現代のヤンキー少女達が赤裸々に恋愛を語った連載を1冊にまとめた本。他の本では読めない絶妙なパンチラインの連続です。

夜露死苦現代詩

著者:都築響一

寝たきり老人の独語だって、エロサイトのコピーだって、ヤンキーの特攻服の刺繍だって、死刑囚の俳句だって、意図せずとも現代詩となって紡がれている。都築氏の審美眼で選ばれた沢山の「現代詩」に触れることができます。

はみだす力

著者:スプツニ子!

28歳でMITの助教に就任した現代アーティスト・スプツニ子!。彼女を天才と言って片付けてしまう前に、ひとりの人間として掘り下げていくことができる本。読んだあとは無性にやる気に満ち溢れます。

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BIKKEさん

酔って記憶をなくします

著者:石原たきび

俺、まだまだだなと思えます

フテネコ

著者:芦沢ムネト

タッチがイイ(実際にいたら嫌だけど)

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書

著者:林雄司

わりと同じ考えです。 まじめな人や新入社員におすすめです

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安藤美冬さん

(株)スプリー代表。1980年生まれ、東京育ち。慶応義塾大学卒業後、(株)集英社を経て現職。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイル実践者。多摩大学経営情報学部専任講師、講談社『ミスiD(アイドル)2015』選考委員、雑誌『DRESS』の「女の内閣」働き方担当相などを務めるほか、商品企画、コラム執筆、イベント出演など幅広く活動中。2014年より、スリランカ&ケニア取材、ピースボート乗船など海外での活動も行う予定。TBS系列『情熱大陸』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』などメディア出演多数。著書に7万部突破の『冒険に出よう』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著に『僕たちはこうして仕事を面白くする』(NHK出版)『シェアをデザインする』(学芸出版社)がある。
公式サイト:http://andomifuyu.com

【新刊発売】
新刊『ビジネスパーソンのためのセブ英語留学』(東洋経済新報社)発売中。現地での三度に渡る取材をもとに、20校以上の学校情報と観光ガイド、留学経験者による座談会まで網羅。セブ英語留学の決定版です!https://t.co/9qS9ZomHPQ

【オンラインサロン会員募集中!】
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ワーク・シフト

著者:リンダ・グラットン

孤独と貧困から自由になる新しい働き方とは? 2012年に日本でも翻訳され話題をさらった本書。今から約10年後、2025年にはデジタルデバイスやWebサービスを駆使した「マイクロ起業家」が多く登場すると具体的な事例を挙げながら論じています。

サードプレイス

著者:レイ・オルデンバーグ

アメリカの都市社会学者が提唱する「自宅(第一の場所)」「職場(第二の場所)」に加えて「サードプレイス(第三の場所)」を持つことで人生が豊かになるという考え方は、あのスターバックスも多いに影響を受けています。カフェ、シェアハウス、コワーキングスペースの持つ役割についても理解が深まる1冊。

21世紀の歴史

著者:ジャック・アタリ

ミッテラン元大統領のブレーンを務め、「ヨーロッパ最高の叡智」と称されるフランスの経済学者・思想家による「未来予測の書」。「人類はノマド(遊牧民)化する」と断言する著者が見通す、21世紀の姿とは? 知的冒険が楽しめる1冊です。

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ジョー横溝さん

1968年生まれ。東京都出身。早稲田大学卒。
ラジオDJ/構成作家/文筆家/ローリングストーン日本版シニアライター
FMを中心にラジオDJ・構成作家として数々の番組を担当。 現在、InterFM 「THE DAVE FROMM SHOW」(毎週月~木 19:00-21:00)とInterFM「(Are You Rolling?)… We Are Rolling」(毎月第二土曜22:00-23:00)にレギュラー出演中。
雑誌「Rolling Stone 日本版」のシニアライターとして、国内アーティストのインタビュー記事をほぼ全部担当。 現在、本誌、ラジオ番組を通して行うアーティストのインタビュー数は年間で200ほど。また他誌でもインタビュー記事などの連載も担当している。
文筆家としての著書は『FREE TOKYO フリー(無料)で楽しむ東京ガイド100』( P-VINE BOOKS)他。

男の詩集

著者:寺山修司

<一人でいるのが耐えなれなくなったら><ことごく腹が立ったら>など、なんとも寺山らしい項目ごとに、寺山の目線で選ばれた82の詩たち。おいおい詩なんて…とお思いの貴兄、これ読むと人生変わります!寺山流、人生処方詩集。

思考の表裏

著者:ポォル・ヴァレリイ /アンドレ・ブルトン/ポォル・エリュアル /堀口大學編訳

対になる2つのテクスト。読み比べると、思考の表裏があきらかに…。なんて書くと難しいですけど、目からウロコの発見が!仕事に、アイデアに行き詰まった方、是非一読を!

世界の映画ロケ地大辞典

著者:トニー・リーヴス

『イントレランス』から『ハリポタ』まで1600本以上の映画のロケ地が紹介された辞典。この本をパラパラ見ていると映画が観たくなるし、映画を観る楽しみが増えるし、旅に出たくなる。そんな崇高なご利益だけじゃなく、飲み屋でのウンチクにも最適です!

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角田光代さん

小説家
1967年3月8日生まれ、神奈川県横浜市出身。
早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。
卒業後の1990年、角田光代名義の「幸福な遊戯」でデビュー。
『八日目の蝉』『紙の月』など、作品が次々に映画化され、あらゆる世代から圧倒的な支持を得る人気作家。

エリーゼのために

著者:忌野清志郎

輝ける闇

著者:開高健

低地

著者:ジュンパ・ラヒリ

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辛酸なめ子さん

辛酸なめ子/漫画家・コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。
武蔵野美術大学短期大学部デザイン科
グラフィックデザイン専攻卒業。
近著は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)、『おしゃ修行』(双葉社) 、『魂活道場』(学研)など。

心を空っぽにすれば夢が叶う

著者:相川圭子

ホ・オポノポノ ライフ ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる

著者:カマイリ・ラファエロヴィッチ
訳:平良 アイリーン

次元の超越者スワミジ―ヒマラヤ聖者の教え

著者:ジャスティン オブライエン
原著:Justine O’Brien
訳:伍原 みかる

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西寺郷太さん

ミュージシャン
1973年東京生まれ京都育ち。
NONA REEVESのヴォーカリストであり、音楽プロデューサー、作詞、作曲など楽曲提供なども手がける。
著書に「新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」(ビジネス社)「マイケル・ジャクソン」(講談社現代新書)があり、マイケル・ジャクソン研究家として各メディアでも活躍中。

噂のメロディ・メイカー

著者:西寺郷太

複眼の映像 私と黒澤明

著者:橋本忍

黒澤明という時代

著者:小林信彦

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安齋肇さん

イラストレーター/アートディレクター
1953年、東京都広尾生まれ、池袋育ち。JAL「リゾッチャ」のキャラクターデザインや、NHK「しあわせニュース」のタイトル画を手がける。また、ユニコーンや奥田民生ツアーパンフレットのアートディレクション、宮藤官九郎原作の絵本「WASIMO」や作品集「work anzai」、ドローイング集「draw anzai」を出版。テレビ朝日系「タモリ倶楽部」空耳アワー、NHK BSプレミアム「笑う洋楽展」などに出演。ナレーションやバンド活動も行っている。

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集

著者:エーリッヒ・ショイルマン
訳:岡崎 照男

ぼくらってホントに正しいのかしら?南の島の酋長が、「常識」をやわらかく崩してくれる本。相手のことを理解するということを考え、優しい気持ちになります。

さよならペンギン

著者:湯村 輝彦、糸井 重里

風景画を見ているような、環境音楽を聴いているような、快感のペンギン旅行。憧れの巨匠・湯村輝彦さんと糸井重里さんが描く感じる絵本。マジかっくいいです。

猿飛佐助

著者:杉浦茂

元祖ギャグ漫画家の杉浦茂。赤塚不二夫、湯村輝彦、細野晴臣。僕のアイドルはみんな杉浦先生をリスペクトしてる。ほっこりとしたキャラも会話も、超かわゆし。

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世界文庫

京都・船岡山 / 鞍馬口エリアに、2012年10月にオープンしたセレクト古書店。
店主は、デザイナー / 美術家として活躍している古賀鈴鳴。 店主・古賀の集めた本以外に、ゲストセレクターによる【 世界棚 】( ワイン箱ひとつくらいのスペースに。おひとり30冊くらいまで )が常時設けられているのが特徴。
【 世界棚 】には、原田郁子(クラムボン)、皆川明( ミナ ペルホネン )、絵本作家の荒井良二、文筆家の甲斐みのり、永原真夏( SEBASTIAN X )、セキユリヲ、高橋信也( 森美術館 )、ナカムラクニオ( 6次元 )ら... 古賀鈴鳴と親交の深いクリエイターの各氏のたいせつにしてらした蔵書よりの本が置かれ、購入することができる。
【 世界棚 】のセレクターと本は、これからも、少しずつ、増えていく予定。 http://sekaibunko.com/

皆川明の旅のかけら

著者:皆川明

旅を続けながら、服をつくり続ける皆川さんの旅は、とっても素敵な旅に違いない。

絵本 ジョン・レノンセンス

著者:ジョン・レノン

文章もふざけているし、絵もふざけている。真面目にふざけているジョンのセンスが好きです。

karl Blossfeldt

著者:Rolf Sachsse

植物の「部分」ばかりを、アップで、モノクロでとらえた写真家karl Blossfeldt。すべてのデザインの基本がある気がします。

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古書ロスパペロテス

古書Los Papelotes/店主・野崎雅彦
2003年より代々木上原で古書ロスパペロテスを運営

ルールはみんなのもので、一度決まってしまうと容易には変えられないから十分な議論と慎重な手順を踏んで決めるべきなのに対し、マナーは個々人の考え方次第でいつでも変えることが出来ます。
社会には喫煙者も非喫煙者も、ヘビースモーカーも煙草が苦手な人も様々な人がいます。
マナーを大切にしてお互いが思いやり、共に分かち合い過ごしやすい未来になればと願い、内容はどれも同じですが装いが様々な『ティファニーのテーブルマナー』をご用意しました。

ティファニーのテーブルマナー

著者:W.ホービング イラスト:J.ユーラ 翻訳:後藤鎰夫

ティファニーのテーブルマナー

著者:W.ホービング イラスト:J.ユーラ 翻訳:後藤鎰夫

ティファニーのテーブルマナー

著者:W.ホービング イラスト:J.ユーラ 翻訳:後藤鎰夫

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清野茂樹

1973年神戸市生まれのフリーアナウンサー。1996年に青山学院大学卒業後に広島エフエム放送に入社。2006年よりフリーに転向し、プロレスを中心とした実況を務める。その実況の領域はウサイン・ボルトのウォーミングアップや遠藤VSホリエモンのわんぱく相撲、ももいろクローバーZの楽屋中継から細野晴臣のステージにまで及ぶ。著書に「真夜中のハーリー&レイス 大人のプロレス入門」(東京キララ社)、「もえプロ♡女子のための”萌える”プロレスガイドブック」(PARCO出版)がある。廃盤プロレスレコードは1000枚を所持するコレクター&テーマ曲研究家の一面も持つ。
公式サイト:www.kiyonoshigeki.com

クマと闘ったヒト

著者:中島らも ミスター・ヒト

作家と元プロレスラーという、今となっては故人同士が関西弁で語り合うプロレスがテーマの対談集。脚注は吉田豪さんで、表紙は五木田智央さんというプロ2人の仕事ぶりも見逃せません。「馬場は本当に強いのか?」など素朴な疑問を通してプロレスの本質も発見できる上級者向けな本。

こうふく みどりの

著者:西加奈子

プロレスファンの直木賞作家による小説。アントニオ猪木が唱える「道」の詩からインスピレーションを受けたというだけあって、中級者にもわかるプロレスの描写や記憶が所々に織り交ぜられています。関西弁だらけの文章を読み進めるうちに大阪ディープワールドにどっぷり浸れる楽しい一冊。

もえプロ♡女子のための“萌える”プロレスガイドブック

著者:清野茂樹 絵:能町みね子

史上初、女性のためのプロレスガイドブック。“萌え”をテーマに新日本プロレスで活躍するプロレスラー名鑑やプロレスの基本的なルールも初心者向けに実況アナの立場からわかりやすく説明(実況)しています。能町みね子さんのイラストも萌え要素たっぷり!

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中島さなえ

作家。1978年、兵庫県宝塚市に作家・中島らもの長女として生まれる。2009年エッセイ集『かんぼつちゃんのきおく』、2010年初小説『いちにち8ミリの。』でデビュー。他に小説『ルシッド・ドリーム』『放課後にシスター』、エッセイ集『お変わり、もういっぱい!』がある。サックスプレイヤーとしてバンド活動もしている。
久々の新作となる小説『わるいうさぎ』をこの夏、双葉社より刊行予定。

短くて恐ろしいフィルの時代

著者:ジョージ・ソーンダーズ

恐ろしく狭い内ホーナー国と、それを取り囲む大きな外ホーナー国の物語。住民はただの人間ではなく、機械のパーツや動植物の一部をからだに取り込んだ、なんだか奇妙な形をしているのもツボ。ユーモアと風刺のきいている奇想天外な世界にすっかりやられてしまいました。ぜひ映像化してほしいです。訳わからんだろうけど。

変愛小説集

編集:岸本佐知子

岸本佐知子さんが、とっておきの海外“変な愛”小説をまとめた一冊。中でもレイ・ヴクサヴィッチの『僕らが天王星に着くころ』という短編を推します!皮膚が少しずつ宇宙服に変わっていくという奇病におかされた妻と、「このままでは宇宙に引っ張り上げられてしまう」なんとか妻を地上に引き留めたい夫。でも別れの時は近づいてきて……。淡々と綴る文が切なさを引き立たせます。

招かれざる客たちのビュッフェ

著者:クリスチアナ・ブランド

モリッモリに毒を盛られたミステリー短編集。どれも1970年から80年代の作品ですが、いま読んでも遜色なく引きこんでくれます。オッサン双子のややこしい事件、妊婦に納屋を貸した末に生まれた赤ん坊のことを「イエス・キリストの再来!」と信じ込む老婆の話など、シチュエーションも奇抜で面白い。悪意にあふれた短編16編を読み終える頃には完全なる人間不信に陥っています。

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三浦憲治

写真家 1949年広島市生まれ
71年よりミュージシャンのライヴ写真を撮り始め、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、エリック・クラプトン、ポリスなどを撮影。PIL「Live in Tokyo」('73)、チープ・トリック「チープ・トリック at 武道館」('78)のジャケットや、サンタナの初来日時にオフィシャル・フォトグラファーとしてツアーに同行、日本武道館で撮影した作品が、アルバム「ロータスの伝説」の中ジャケットに掲載。
YMO、ユニコーン、奥田民生、矢沢永吉、井上陽水、松任谷由実、藤井フミヤ、スチャダラパー、鈴木雅之、岡村靖幸、森高千里、福山雅治など多くのアーティストを撮り続け、雑誌・広告・CDジャケット・ツアーパンフレット・写真集などを手掛ける。
※7/28〜8/8 写真集「ミウラヒロシマ part2」開催中(会場:六本木スペースビリオン

No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ

編集:『No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ』編集部

よく観て読んで下さい!

日本国憲法

編集:写楽編集部

よく観て読んで下さい!

日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK

撮影:伊島薫/井出情児/ヒロ伊藤/迫水正一/鋤田正義/平間至/三浦憲治/ハービー山口 (著), 君塚太 (監修, 監修)

よく観て読んで下さい!

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谷田一郎

CMディレクター
1965年東京生まれ。東洋美術学校卒業後、グラフィックデザイナー、CGクリエーターを経て、1996年にユニークなCGキャラクターをCMに取り入れた「ラフォーレ原宿 バザールファイター」の演出を皮切りにCMディレクターとしての活動が始まる。現在は年間20本以上のCMの演出を担当し、谷田の手掛けたCMを目にしない日はない。個人の活動として木彫り、油絵、写真等の作品を制作し、定期的に展覧会も開催している。

考えるヒント

著者:小林秀雄

この人の言っている事は難しくて正直よく分からないが、この読了後の分からない感が何とも心地良い。そして新潮社から出ている『小林秀雄講演 新潮CD』は何度聴いても新たな発見があるが、言ってることは結局よく分からないけど最高。

理性の限界

編集:高橋昌一郎

週刊SPA!感覚で哲学が読める唯一の本。まるでソクラテスやカントと友達になれたかのような気になる。一緒に自分も頭が良くなった気分になってしまうのが唯一の難点とも言えるが、誰もが哲学に興味を持つきっかけになる事間違いなし。シリーズは3部作で知性の限界、感性の限界も必読。

惡の華

著者:押見修造

仲村佐和が担任教師に言い放った「クソムシが」は全国の中学生代表の言葉だ!当時そんな大それた行動など微塵も取れなかった自分の心に響く。アニメ版 ASA-CHANG & 巡礼のエンディング曲「花 - a last flower -」も必聴です。

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原田公一さん

株式会社FREE 代表取締役&電話番
1954年北九州市小倉区生まれ。大学時代より南佳孝のマネージャーを担当。
1977年より79年までMusic Unlimited Ltd.勤務。
1979年より2015年7月までSony Music Artistsにて勤務。ユニコーン、Puffy、サンボマスター、フジファブリック、オカモトズなどのアーティストマネージメントを行ってきた。
2015年SMAを定年退職後、西麻布に個人事務所「株式会社FREE」を立ち上げたところナウ。

マンハッタン少年日記

著者:ジム・キャロル

僕が初めて南佳孝さんのレコーディングで行った82年5月のニューヨーク。ビシビシにとんがっていた街でしたが、ほとんど同時代そこでもがきながら生きるこの主人公がパンクだった。早く純粋になりたいと僕も今でも思っています。

悪童日記

著者:アゴタ・クリストフ

1990年代、ユニコーンのツアー中に読んだこの三部作。恐るべき子供たちの非行日誌の中にも純粋さを見つけました。バブリーで飽食のあの時代、とんがって歩くための人生のガイドブックとなった。パンクの精神を忘れないために。

ローリングストーンズを経営する

著者:プリンス・ルパート・ローウェンスタイン

英国と日本のショウビジネスには大きな違いがあるが、その差を補ういろいろなアイディアをこの本からはいただけた。でもまずアーティストがありきなんですけどね。

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坂本志保さん

グラフィック・デザイナー
三重県伊勢市生れ。装幀・演劇などを中心にデザインをしている。
また、『安齋肇還暦展覧会 anzai expo』『ナンシー関 顔面遊園地』など展覧会の企画・展示・デザインも手掛けている。

『月の記憶』上下

著者:アンドリュー・スミス

21世紀の今も、地球以外の天体に降り立った人類はアポロ計画の12人の飛行士だけ!音楽ライターでもある作者が、1969〜72年に何故そんな冒険をなしえたかを生存している飛行士たちのその後を追いながら、インタヴュー、時代背景、作者の記憶、そして音楽を取り交えて丹念に描いています。
ムーンウォーカーの証言の次にブライアン・イーノのインタヴューが続いていたり、REMの曲がサラッと入っていたり、単なるアポロ計画を追ったノンフィクションとはちょっと違います。 最後に作者が辿り着く『アポロ計画とはなんだったか』の結論は、ニール・アームストロングが月に持っていったある物と相まって清々しいけど切ないです。

FULL MOON

著者:マイケル・ライト

『月の記憶』を読んでいると必ず一緒に眺めたくなる写真集。アポロ計画の飛行士たちが撮った写真が収められています。58ページ目のチャールズ・デュークの写真がまだ月に残っていると思うといてもたってもいられなくなります。

ナンシー関 原寸大! 生ハンコ集

著者:ナンシー関

『FULL MOON』の月のクレーターを眺めていたら、ナンシー氏の消しゴムはんこの彫り痕を思い出しました。展覧会に来た人が一番驚くのが、ハンコの小ささと彫りの鋭さでした。その驚きをもっと共有できたらな。と思って企画した本です。 ナンシー氏のはんこひとつひとつは小さな一個だが、日本のTV文化にとっては、大きな一個でした。

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田中貴さん

サニーデイ・サービスのベーシスト。1994年にメジャーデビュー。国内外多くのアーティストのライブサポート、レコーディングセッション、プロデュースでも活躍中。20年以上も日本全国の店を食べ歩いてるほどのラーメン好きで、テレビなどにも多数出演。著書『Ra:』を出版し、ラーメン評論家の大崎氏、石神氏から「掲載されている地方の店はほとんど知らない。やられた感満載、くやしい」と評価を受ける。同書ではラーメン好きミュージシャンを集めユニットを結成、CD付きで発売中。

図説 世界の「最悪」クルマ大全

著者:クレイグ・チータム 訳:川上 完 監訳

世界の名車を紹介する本は山ほどあれど、最悪の車ばかりを紹介しているのはこの本だけ。「前と後ろのアンバランスさは、デザイナーが二人いて、フロントとリア担当がそれぞれバラバラに作った以外に考えられない」やら、「ステアリングが冗談かと思うほど重く、砲丸投げの選手並みの腕っ節がないとカーブを曲がれない」など、「とにもかくにも、ひどい」車を面白おかしく評している。本気のカーマニアには、細かいスペックの間違いが気になるだろうが、気軽に笑い飛ばしましょう。

誰も知らない中国拉麺之路 ― 日本ラーメンの源流を探る

著者:坂本一敏

訪中200回以上、すべての省、自治区を踏破し、千種近くの麺を食べたという坂本一敏氏による驚きの一冊。中国の人でも全てを把握している人はいないであろうというほどの麺料理の数々を、わかりやすく説明。先日、75歳になる坂本先生と、雲南省を中心に麺を食べ歩く旅に行かせていただいたが、お店や製麺所などでの説明を拝聴し、インターネット以降のマニアとは桁が違う本気度に、しばし呆然。過去の文献や、ネットにも出てこない、長い年月をかけて足で稼いだ情報。こんなに貴重な資料は他にない。

Ra:

著者:田中貴

ワタクシ、サニーデイ・サービス田中貴による、渾身のラーメン本。対談ページ以外すべて執筆、撮影にも全て立会い、その店、店主ならではの良さがわかる一番いいショットをカメラマンに指示し、厳選し掲載しております。中で対談してますラーメン評論家の大崎氏、石神氏からも「掲載されている地方の店はほとんど知らない。やられた感満載、くやしい」と評価をいただきました。 そして何より、ラーメン好きミュージシャンを集めユニットを結成。なんとCD付きの本となっております。
【コラボバンド「田中 貴と前後関係。」メンバー】田中 貴(サニーデイ・サービス)[Ba.] /曽我部恵一(サニーデイ・サービス)[Vo.、Ag.] /岸田 繁(くるり)[Vo.、Eg.] /TOSHI-LOW(BRAHMAN)[Vo.] /RONZI(BRAHMAN)[Dr.] ミト(クラムボン)[Key.] /清水ミチコ[Vo.]

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能町みね子さん

イラストレーター

よきかなひらがな

著者:松村大輔

散歩っていうのはこういうことなんです。いやべつに文字を集めるべきだっていうんじゃなくて、何かに異様に重きを置いて歩くのが私の思う散歩です。

金を払うから素手で殴らせてくれないか?

著者:木下古栗

小説って私小説以外あんまりおもしろくないと思っていた私だけど、これはいいよね。いいよー。とてもいいよ。

雑誌の人格

著者:能町みね子

私の本もよかったら置いてください。内容はともかく装幀がすごいのでそれを見てくれたら十分です。

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清水崇さん

1972年7月27日生まれ、群馬県出身。シャイカー所属。大学で演劇を専攻し、脚本家・石堂淑朗氏に師事。小道具、助監督を経て、3分間の自作映像を機に黒沢清・高橋洋監督の推薦を受け、監督デビュー。ホラー映画「呪怨」が大ヒットし、2004年にはサム・ライミ監督によるプロデュースのもと、USリメイク版「The Grudge」(邦題:THE JUON/呪怨)で、日本人監督として初の全米興行成績No.1を記録。『戦慄迷宮』『ラビット・ホラー』などの3D映画、日本科学未来館の3Dドーム短編「9次元からきた男」(16年)など、新技術を活用した企画でも活躍。近年ではアジアを中心に新人監督のプロデュース業も兼任しながら、児童文学のファンタジー『魔女の宅急便』(実写版)なども手掛け、ホラーを中心にファンタジーやコメディ、ミステリー、SF、青春恋愛ドラマなど様々なジャンルに取り組み、最新作として初の4DX限定映画『雨女』(16年)を発表。映画『こどもつかい』(主演・滝沢秀明)が2017年公開予定。常に新しい作品を生み出し、幅広く観客を魅了し続けている。

こっそりどこかに

著者:軽部武広

僕は怖がりの子供でしたが、大人になって何故かホラー映画ばかり作っています。何故でしょう?怖がりだけど、悔しがりの負けず嫌いだったからかもしれません。怖がりのくせに子供の頃から摩訶不思議でゾクッとするような絵本は大好きでした。この絵本は何の理屈も説明もないまま、ゾクゾクワクワクさせてくれます。大人になって結婚してから…妻からの「あなた、きっとこんなの好きでしょ?」とプレゼントされた大好きな絵本です。いつかこんな世界観の映画を作ってみたいです。

しろばんば

著者:井上靖

確か小学生の頃に読んだのが最初だったか…夏目漱石の「坊ちゃん」から、ビートたけしさんの「たけしくん、ハイ!」まで数ある自伝的小説の中でも最も自分にハマった本でした。

寿恩

著者:清水崇

手前味噌ですが、僕が10年以上前に書いた本です。稚拙な文章が恥ずかしい限りですが…自分の出生や想い、エッセイ的なものを思うままに綴った半自伝です。夢を追い、自分に挑戦しようと思っている方に是非!

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須永辰緒さん

Sunaga t experience =須永辰緒によるソロ・ユニット含むDJ/プロデューサー。 DJプレイでは国内47都道府県を全て踏破。また北欧=日本の音楽交流に尽力、世界各国での海外公演多数。 MIX CDシリーズ『World Standard』は12作を数え、ライフ・ワークとも言うべきジャズ・コンピレーションアルバム 『須永辰緒の夜ジャズ』は20作以上を継続中。国内や海外レーベルのコンパイルCDも多数制作。国内外の多数のリミックスワークに加え自身のソロ・ユニット"Sunaga t experience"としてアルバムは5作を発表。アナログ啓発活動としてヴァイナルのみのリリース•シングルなども続く。最新作は 『VEE JAYの夜ジャズ』(ビクター)『Sunaga t experience DIGS CHIEKO KINBARA~Jazz Remixies~』(CAPOTE)『BETHLEHEMの夜ジャズ』(ULTRA VIVE)『クレイジーケンバンドのィ夜ジャズ』(UNIVERSAL SIGMA)『Sunaga t experiencec/STE』(BLUE NOTE)等。多種コンピレーションの 監修やプロデュース・ワークス、海外リミックス作品含め関連する作品は延べ200作を超えた。加えて企業ブランディングや商品開発、音楽や料理などの著作も多数手がける。
www.sunaga-t.com
Blog : http://ameblo.jp/sunaga-t/
FACE BOOK : http://www.facebook.com/tatsuo.sunaga.7

COAST TO COAST

著者:Graham Marsh and Glyn Callingham

アメリカのジャズの歴史はカバーアートからも紐解ける。BN以外の2大レーベルを中心としたレコードより。バラエティの豊かさにアメリカの懐の広さを感じる。

レイモン・サヴィニャック
フランスポスターデザインの巨匠

著者:レイモン・サヴィニャック

20世紀のフランスポスターにその刻印を残すデザインの巨匠のレゾネ風の画集。映画「わんぱく旋風」などの一連のわんぱくシリーズはレコードジャケットにもなっているので仏音楽好きには堪らない。

COVER STORY

著者:Waxpoetics jAPAN

日本のDJ達がレコードジャケットにテーマ性を持たせ編集した。コンピレーションCDのようでもあるし、ドラマ性のあるそのカバーからは音が聞こえてくるようだ。

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堀内俊哉さん

デザインオフィス「7STARS DESIGN」ディレクター。90年代より、東京の都市文化の変遷と共に、タバコのパッケージからスケートボードデッキまで、オルタナティブとメジャーの垣根なく様々なフィールドにデザインを提供。手仕事の絵心を織りなした職人気質なグラフィックデザインは、独特な世界感を醸し出すに至る。

THE TOKYO HUNDREDS 原宿の肖像

著者:長濱治

20世紀、アメリカのカウンターカルチャーの象徴として知られるヘルズ・エンジェルズの日常に肉薄した「地獄の天使」は、伝説の写真集として知られている。21世紀になって長濱氏が着目した街は、原宿。今は、亡き髙橋五郎氏、川勝正幸氏をはじめとする総勢100名のポートレートで構成される黙示録的写真集。

JUDOH AIR

著者:樋貝芳郎

2020年東京オリンピックの追加種目に選ばれ、茶の間の誰しもが知ることになったスケートボード。その原点となる30年前、東京のスケートボードの黎明期の記憶。

7stars design the last gasp of the 20th century

著者:TOSHIYA HORIUCHI

1995年、原宿にて開業。東京の都市文化の変遷ともに、タバコのパッケージからスケートボードデッキまで、オルタナティブとメジャーの垣根なく様々なフィールドにデザインを提供してきた7STARS DESIGN。その20年間の仕事のサムネイル的な一冊。

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